アナトミカルポジションを意識した姿勢矯正のポイント

アナトミカルポジション

アナトミカルポジションとはもっとも自然に見える姿勢

機能美と言っても良いかも知れません。専門的には解剖学的立位と言ってレントゲン撮影もこの姿勢で撮影するようにありのままに写ります。

アナトミカルポジションを意識し1ランク上の姿勢矯正を行ないましょう。ポイントは骨盤力で姿勢の土台作りです。

「目次」

  1. アナトミカルポジションとは
  2. アナトミカルポジションと日常
  3. アナトミカルポジションと頭
  4. アナトミカルポジションと肩
  5. アナトミカルポジションと骨盤力
  6. アナトミカルポジションと足
  7. アナトミカルポジション、まとめ

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1アナトミカルポジションとは

もっとも自然に見える姿勢で解剖学的正位とも言います。

解剖学の本に描かれている筋肉図や骨格の図もアナトミカルポジションで描いてあります。ヨガをやっている方なら「ピン!」と来たかも知れませんが、屍のポーズで人間がもっともリラックスする姿です。

  • 足は軽く外側を向きます。ヒザをまっすぐに伸ばし骨盤底筋と下腹部を姿勢反射を使って力が集中するように立ちます。
  • 重心は腰。
  • 肩の力を抜いて上半身は自然体に連動し肘から下が外側に跳ね上がるような姿勢になります。
  • 手のひらを正面に向けます。
  • 脇が締まることで肩や上半身を力まなくとも肩甲骨を背骨側に寄せることができます。

この姿勢をとることで頭が自然に体軸上に乗り身体は安定します。これがアナトミカルポジションです。アナトミカルポジション

解剖学の本と見比べてみましょう。

解剖学の本

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2アナトミカルポジションと日常

2-1 撮影のときだけの姿勢と、日常の姿勢とは大きな違いがあります。

撮影の時だけならいっとき我慢すれば良いでしょう。しかし日常の姿勢となると次の要素が必要です。

  • 持続力があるか?
  • 多少なりとも姿勢が崩れても大丈夫な再現力があるか?(セルフケア)
  • 姿勢を崩そうとするストレスに対応できる。

つまり「力」が必要ですがその力は縁の下の力持ちのように存在感を隠しています。たとえば下の写真。解剖学の本に出てくるような正式なアナトミカルポジションではありません。

しかし自然体で立つ大切な点は共通しています。この土台を作るのが骨盤力なのです。

姿勢の良い子ども達

2-2 正式なアナトミカルポジションではありませんが、

下の写真はアナトミカルポジションのエッセンスを取り入れて骨盤力矯正した事例です。

骨盤力ビフォーアフター 骨盤力ビフォーアフター

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3アナトミカルポジションと頭

3-1 頭は重たいので、頭の正しい位置にはとても重要です。

頭の位置が正しいかのチェック方法。

踵で足踏みをすると脳天に刺激が来ることで瞬時に判断することが出来ます。

体軸のチェック

3-2 歩いている時も頭の位置が正しいかのチェック方法。

歩いている時に後ろ足を伸ばすことが出来るかで分かります。さらに歩いている時に足音がやたらと大きい方も同様です。

骨盤と股関節で正しく歩くとは

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4アナトミカルポジションと肩

4-1 肩甲骨は背骨側に引き寄せられてこそ本来の働きをしてくれます。

背骨側に肩甲骨を引き寄せるには3つの方法があります。

  • 肩に力を入れる、いわゆる背筋を伸ばす > これはNGです。肩に力が入ってしまいますから30秒もたてば元に戻るでしょう。
  • 姿勢矯正ベルトを着用 > これもNGです。リハビリ中などでは使うこともありですが姿勢矯正ベルトを使わずに済ましたいものです。
  • 肩の重さを利用し肩甲骨を背骨側に引き寄せます。> これが王道です。肩の力を抜いてリラックスすればするほど効果が出ます。

4-2 肩の重さを利用し肩甲骨を背骨側に引き寄せる。

肩の力を抜く練習が必要です。残余収縮と言って肩の力を抜いているつもりでも生理現象で肩には力が入っているのです。整体の中でももっとも難しい部分です。

4-3 肩の力を抜くときは脇を締める、開くの感覚を理解しましょう。

それは手のひらの向きによって変化します。下のイラストCではアナトミカルポジションほどではありませんが手の平が前を向いています。脇は閉じています。

脇が開く締まる

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5アナトミカルポジションと骨盤力

5-1 骨盤力は正しい姿勢の土台です。家の基礎に相当します。

人間の正しい姿とは植物と同じです。上半身は風に揺れる枝葉のようにリラックスしている事(肩の力が抜けている)足腰は根っこのように引き締まっている事です。

しかし歪みや痛み、不調がある。悩み事を抱えているなどでは上下の関係が逆転してしまいます。下イラスト。

骨盤力と植物

5-2 骨盤力が低下している動画。

大柄な男性の骨盤力をチェックしていますが足腰には全く力が入っていません。30秒付近から

5-3 骨盤力のために膝を正しく使えるようにしておく。

骨盤力が姿勢の土台なら膝は歩くなど動くための重要な部分です。もしも膝が曲がらなかったらとても不便です。

骨盤力が低下して姿勢の悪い人は膝が伸びていません。そのために骨盤は後傾、または前傾し骨盤は緩みます、すると膝のお皿の動きに制限がかかるようになります。

膝のお皿(膝蓋骨)は脚の内側のほうがよく動きます。それを意識して外側と内側、上下、斜め方向とよく動かしてあげます。膝蓋骨が良く動くことはヒザのスムーズな曲げ伸ばしに必須なので、骨盤力にも良い影響を与えてくれます。

5-4 膝の曲がり方にも気を配りましょう。

専門的になりますが、膝の曲がり始めは、回転運動で曲がり次に滑り運動に切り替わります。これは膝のお皿(膝蓋骨)の動きを観察すると分かると思います。

最初は膝蓋骨はあまり動きませんが、ある一定のところまで膝が曲がると膝蓋骨は急に大きく動き出します。(滑り運動に切り替わった)回転運動から滑り運動に切り替わるためにも、膝蓋骨はよく動くようにしておきましょう。

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6アナトミカルポジションと足

6-1 足のグリップは最重要とも言える部分です。

足のグリップが低下するとまるでアイススケートの初心者のように不安定で前傾姿勢になるからです。

下の写真では初心者の女の子が恐る恐る氷の上に立っていて転倒を恐るあまり肩に力が入っています。重心は腰高になってしまい不安定な姿勢のために足は横に広がります。

女の子の後ろにスケート上級者の姿が見えます。肩の力の入り具合、腰に重心、足は横に広がらずに軸を感じる。アナトミカルポジションと通じるものがあります。

スケートと猫背

6-2 足のグリップ力を回復させるには。

つま先の角度は11時5分。骨盤の角度はもっとも骨盤力の発揮できる角度にし姿勢反射でさらに骨盤力を高めます。この時に股関節の動きが悪いと姿勢反射を邪魔するので股関節の動きを整えておきます。

足のグリップは足だけで成り立つわけではありません。足の指、MP関節の背屈、足のアーチ、個人的に重要かと思うのはふくらはぎの筋肉(ヒラメ筋、腓腹筋など)は筋繊維に対して縦方向の柔軟性。

スネの部分の筋肉(前脛骨筋など)は筋繊維に対して横方向の柔軟性です。

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7アナトミカルポジションまとめ

7-1 二足歩行を可能にするための最大の課題は「頭」です。

頭は重たいです。女性でもスイカ一個分くらいの重さがあります。その重たい頭が体の一番上に乗っている、さらに歩いたり走ったりする事が奇跡そのものなのです。

重たいものが一番上にある事はとても不安定なもの、家もビルも東京タワーも上を軽く作ります。そのほうが安定するし揺れにも強いからです。しかし人間は重たい頭が一番上にある。

建物と頭、頭は軽く作る

7-2 重たい頭が一番上にあって不安定。そのために

足はグリップの役目 > 骨盤は姿勢の土台 > 土台から伸びた脊柱にぶら下がる形で肩甲骨や腕がある > バランスを保つために頭がある。

つまり全身で一つです。アナトミカルポジションがもっとも自然に見える姿勢と言われるのは、不安定な立ち姿を全身で安定させるための集大成だからです。だから自然に見えるのだと思います。

朝の通勤ラッシュで混雑する街。その中で一人だけ十数メートル先から存在感ある方を時々見かけます。その他大勢の中でひとりだけオーラが出ているというか、ハッとさせられる人。アナトミカルポジションを意識して姿勢を美しく保っている方です。

人間がもっとも自然でいられる姿であり、どの方向からみても統一感にある美しい姿勢のなせるものと思います。

骨盤力の開発者、松乃わなり骨盤力「公式」ガイド監修
骨盤力スクール(東京,札幌,福岡)最高責任者 / 松乃わなり

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