肩甲骨と猫背の座り姿

骨盤と姿勢

肩甲骨の動きが悪いと言われました。なにか影響はありますか?

2019年2/18編集 < 2018年11月投稿。

体型、痛み、効率などいろいろ問題が出ます。

脅すつもりはありませんが、肩甲骨は腕を動かす補助や歩くときに体を前に進める役目。手や腕、脚で発生したエネルギーを分散させる役目などがあります。そのため肩甲骨の動きが悪くなったら様々なところに影響が出てしまいます。

骨盤力の開発者、松乃わなり骨盤力「公式」ガイド監修・執筆
骨盤力整体スクール,東京,札幌,福岡 / 松乃わなり

「目次」

  1. 肩甲骨は働きものです。しかし
  2. 肩甲骨が動かないで困る事、寸胴体型
  3. 肩甲骨が動かないで困る事、日常生活
  4. 肩甲骨が動かないで困る事、痛み不調
  5. 肩甲骨が動かないで困る事、体の効率

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1肩甲骨は働きものです。しかし・・・

肩甲骨はサンドイッチのチーズみたいに挟まれ動きにくいのです。

パンとパンの間に挟まれたチーズ。それが肩甲骨。サンドイッチが賞味期限が切れて湿気っていたら、チーズはパンの間でへばりついてしまう。そんな感じをイメージしてみてください。肩甲骨はがしなるものがありますがまさにへばり付いたチーズを引き剥がすかのようなイメージです。

チーズと肩甲骨のイメージ

なぜ肩甲骨はサンドイッチのチーズなの?

肩甲骨は肋骨の上に乗っています。つまり骨の上に骨が乗っている感じで、骨が動いたら骨と骨をこすり合わせたら、ゴキゴキ言ってすり減りそうなイメージですよね。実際にすり減ると思います。

では腕や肩を動かすたびに、肩甲骨や肋骨はすり減っているのでしょうか?

僧帽筋

すり減らないように出来ています。

肩甲骨と肋骨の間にはちゃんと筋肉があるのです(肩甲下筋と言います)この筋肉が肩甲骨と肋骨の間にあってクッションのような役目をしています。

つまり肩甲骨は筋肉と筋肉にサンドイッチされたような状態なのです。そしてそんな肩甲骨はとても働き者なのです。

肩甲骨は働き者。頭と腕を支えてくれています。

頭は重たいです。女性でもスイカ一個分くらいの重さがあります。これをしっかりと乗せるための土台が肩甲骨です。建築でも土台を作ってその上に柱を立ててお家を作ります。肩甲骨が土台になってくれているおかげで頭が乗せられているのですね。さらに両腕を吊り下げてくれているのも肩甲骨です。

頭と腕の重さが首の付け根に集中

上から物が落ちてきても肩甲骨が体幹を守ってくれる。

肩甲骨でガードしてくれています。さらには僧帽筋という大きな筋肉が肩甲骨を覆いかぶさる形であり肩甲骨をカバー&肩甲骨が下にずれないようにしてくれています。

骨盤力と肩甲骨の関係。

肩甲骨の動きが悪くなる根本原因は姿勢の悪さです。猫背や反り腰などは肩甲骨の動ける範囲が3割は狭くなってしまうからです。骨盤力は正しい姿勢の土台です。20年以上治療系の整体を行なってきましたが、肩甲骨の動きが悪いことで起こる様々なトラブルを抱えている人は、ほぼ例外なく骨盤力が低下し足腰に力が入っていませんでした。

つまり、姿勢の土台(骨盤)が不安定で姿勢が崩れ > 肩甲骨が動きにくくなるというものです。しかし姿勢が崩れて肩甲骨が動きにくくなっている場合、先ずは肩甲骨を動かさねば正しい姿勢にもなりにくいものです。肩甲骨はがしは肩甲骨を動かすために有効です。下のリンクから肩甲骨はがしのセルフケアをやっておきましょう。

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2肩甲骨が動かないで困る事、寸胴体型。

写真を見れば一目瞭然です。

肩甲骨の動きが悪くなるとネコ背になります。お腹に手を当てて、背中を丸めてみましょう。ウエスト周りは圧迫されて膨らむ事が分かります。逆に姿勢を正して、肩甲骨を背骨側にほんの少し引き寄せてみましょう。ウエスト周りは軽くストレッチがかかっているのか分かります。

肩甲骨と猫背の座り姿

立ち姿でも同様にウエストは横に広がります。実際の写真です。肩甲骨の位置とウエストもくびれの関係が良く分かります。

骨盤力ビフォーアフター

ビフォーアフター の写真について
・(2級)セルフ骨盤力(1級)骨盤力ダイエットでの事例。7つのステップに沿ってセルフケアを行います。費用は13,000円〜7万円です。
・考えられるリスク > セルフケアのやり過ぎで筋肉を痛める場合があります。その場合は中止し必要に応じ医師の診断を受けてください。

骨盤力の応用。

骨盤力矯正のテクニックのなかでバイアスをかけて立つというものがあります。これは腹筋=ウエストのテンションを利用しての立ち方でもっとも疲れにくい立ち方であり、モデルの立ち方でもあります。上のビフォーアフターの写真はまさに骨盤力を矯正しバイアスをかけて立っている姿を撮影したものです。バイアスをかけて立つ。詳しくは下のリンクをクリック。

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3肩甲骨が動かないで困る事、日常生活。

重たい物を持てない。無理に持つと体を壊しやすいです。

肩甲骨は肩と腕を動かすためにあります。その動きは腕の動きが2/3 肩甲骨が1/3ほどの割合で動きます。腕の動かす方向に肩甲骨も移動してくれて、重たい荷物を持つ時は腕の土台となって力を発揮してくれます。下のイラスト左と真ん中は腰と肩甲骨を使ってない持ち方です。いかにも体を壊しそうな持ち方ですね。

荷物の持ち方

ピアノを弾いたら腱鞘炎になりやすい。

ピアノを弾く、キーボードを叩く、字を書くなどの手先のリズミカルな動きの時は、肩甲骨もリズミカルに動いてくれて指〜手首〜肘の余分なエネルギーを肩甲骨が分散してくれます。しかし肩甲骨が無かったら負担が肘や手首に集中し、やがて腱鞘炎など痛みが出るようになります。

歩く時にトボトボ歩くようになる。

猫背の人の歩き方と同じです。歩幅も小さく、前に進む力も弱くなるので疲れやすくなります。

階段の昇りがキツくなる。

階段を上る時に肩甲骨を動かし腕を振ることで、身体を持ち上げる力になります。猫背で登山するとキツイ理由はこれです。

さらにダイエット効果の妨げにもなります。1分間の消費カロリーは平地の歩行が約0.06×体重に対して、階段の昇りは約0.135×体重 ざっと2,25倍です。階段を使えば運動にもダイエットにも繋がると頭では分かっていてもやはりエスカレーターを使ってしまいます。

階段の下りで故障しやすい。

登山やハイキングでは登りよりも下りで足腰を痛めがちです。関節の負担に重力が加わるからです。

重力が直に足腰の関節にこないように、肩甲骨が緊張して上体がドスンと落ちないようにしてくれています。これは階段を降りるときに肩に手を触れてみると肩が軽く緊張していることで分かります。

骨盤力の応用。

肩甲骨は腕を動かすための補助を行なってくれています。その肩甲骨が自由に動くためには骨盤が正しく動いてしっかりと引き締まっていることが大切です。肩甲骨のためには骨盤にも目を向けてあげましょう。

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4肩甲骨が動かないで困る事、痛み不調。

肩や背中が張ったり、さらに肘や手首も痛めやすくなります。

腕を動かすかすために肩甲骨は腕、背骨、肋骨、首と繋がっていますから、影響は広い範囲に及ぶようです。以下は肩甲骨とつながっている筋肉の種類です。

  • 腕と肩甲骨をつなぐ筋肉
  • 背骨と肩甲骨をつなぐ筋肉。
  • 肋骨と肩甲骨をつなぐ筋肉。
  • 首と肩甲骨をつなぐ筋肉。
  • さらには肩甲骨とは直接は繋がっていませんが腰と腕をつなぐ巨大な筋肉(広背筋)

筋肉が働き関節が動く、血の巡りも良くなる。老廃物も流してくれる。これらの働きを骨格筋ポンプと言いますがその働きが低下します。ちなみに筋ポンプはデンマークの生物学者アウグスト・クローグ先生によって発見されその功績でノーベル生理学・医学賞を受賞されました。

下のイラストは肩甲骨の動きの方向です。青い矢印に注目。重たい頭が乗ってさらに腕を吊り下げている首の付け根部分。イラストではグレーの影の部分、この方向には肩甲骨は動きにくいのです。肩甲骨が動く=筋肉が働くことで血の巡りもよくなります。しかし肩甲骨が動かないと、ただでさえ動きにくくて負担の多いグレーの部分はますます動かなくなります。

肩甲骨の動き

肘や手首を痛めやすい。

腕や手で発生したエネルギーを分散させる役目が肩甲骨にはありますが・・・肩甲骨の動きが悪いと手や腕で発生したエネルギーを分散させることが苦手となり、手首や肘に負担をかけてしまいます。

この関係は釣竿と似ています。魚が釣れて激しく糸を引っ張る。このときに釣竿がしなってくれて釣り糸にかかるテンションを逃してくれるために釣り糸は切れることをまぬがれます。これと同じ役目を肩甲骨は担ってくれているのです。

釣竿と肩甲骨

骨盤力の応用。

肩甲骨は2つの役割があります。重たい頭を支える役目と、腕の動きで発生したエネルギーを分散する役割です。この2つの働きを「固定筋」と「共同筋」と言います。しかしこの働きも骨盤力が低下して姿勢の土台が不安定では破綻していくことを20年の治療系の整体で多数見てきました。姿勢は本当に大切だとつくずく感じます。猫背は治しましょう!

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5肩甲骨が動かないで困る事、体の効率。

腰がついてこない動き=小手先の動きになってしまいます。

体幹の正しい動きは腰が動いてから手が後からついていく動きで、これが体の効率化につながっています。しかし肩甲骨の動きが悪いと腰(股関節)も動きにくくなるために腕だけの動きとなってしまいカラダの効率が悪くなり、さらに歩く時の前に進む推進力も低下します。

肩甲骨や骨盤が動いてくれなかったらトボトボと歩く状態です。歩く時は肩甲骨や骨盤がジャイロ運動をしながら身体を前へ前へと進めてくれます。しかし肩甲骨の動きが悪いとこのジャイロ運動が働きません。

下のイラストは猫背でしなやかに動く体軸の歩き方の比較です。肩甲骨が動かないことで猫背となって苦しそうな歩き方になっています。

しなやかな体軸と歩き方

ピアノや打楽器などの音色も響かなくなります。

北九州にある全国区の実力を誇る和太鼓教室「神州太鼓」では骨盤力を導入し全身で伸びのある演奏で九州大会で3位に入ったり伊勢神宮で奉納太鼓の演奏など全国各地で演奏活動を行なっています。

和太鼓と骨盤力

骨盤力の応用。

肩甲骨と骨盤の写真を見てみましょう。どちらも平たい形をしています。この形状は車のフライホイールに似ています。フライホイールとは簡単に言えば「コマ」くるくる回るコマ回しのコマです。

コマは回転していると倒れないで回ってくれます。回っているコマに少々触れてもそのまま回ってくれます。これと同じことが正しく歩いているときの肩甲骨と骨盤です。歩く時に骨盤と肩甲骨が正しく動いて、くるくる回るコマ回しのコマのような勢いがつきます。これが体の効率化につながります。

肩甲骨と肋骨

骨盤も円盤のような形をしている。

骨盤

くるくる回るコマ回しのコマのような勢いが体の効率化につながる。そのためには骨盤と肩甲骨をつなぐ体軸もしなやかにあることです。下のリンクは参考になると思います。

肩甲骨の動きが悪い。まとめ。

肩の筋肉は脱臼を起こしやすいものです。それは腕が広範囲に自由に動けるためにとも言われています。そのようなデリケートな肩を守る方法は姿勢を良くして肩甲骨がよく動けるようにする事です。なぜなら姿勢が悪いと肩甲骨の動く範囲は3割も減ってしまうからです。

試してみよう

イラストを参考に腕を上げてみましょう、姿勢が正しいと腕はすっと挙がり、姿勢が悪いと途中で腕は止まってしまいます。

肩甲骨の動きと姿勢

肩甲骨は骨盤につながる股関節とともに人体最大の可動域を誇る関節の集まりです(肩甲骨は鎖骨と一緒に7つの関節で構成されています。

  1. 肋骨脊椎骨関節
  2. 肋骨胸骨関節
  3. 胸骨鎖骨関節
  4. 肩甲肋骨関節
  5. 肩峰鎖骨関節
  6. 上腕上方関節
  7. 肩甲上腕関節

これだけの関節がお互いに連携しながら巧みに動いてくれているのですが、それも姿勢が悪かったら機能しなくなる事を体験していただきました。このページを書きながら姿勢は本当に大切だと改めて痛感しました。

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