骨盤が緩むとはどんな状態ですか? どんな影響がでますか?

姿勢と骨盤の前傾後傾

骨盤が緩むとは、

骨盤底筋(お尻の周りにあって内臓を下支えする深会陰横筋、尿道括約筋、肛門挙筋、尾骨筋)が緩んだ状態を言います。骨盤が緩むことで重心が腰高になり肩が緊張しはじめます。肩こりの原因です。さらに骨盤に力が入らなくなり姿勢の土台が崩れます。上半身はさらに不安定になります。猫背がなかなか治らないのは骨盤力の低下による骨盤の緩みかも知れません。

「目次」

  1. 骨盤が緩むと足腰に力が入らなくなる
  2. 骨盤が緩むと姿勢が崩れる
  3. ウエストや肩甲骨が横に広がります
  4. 股関節など関節の動く範囲が3割減る
  5. 脚などが歪みやすくなる
  6. 瞬発力やバランス感覚が低下する
  7. メンタルが弱くなる
  8. 骨盤が緩んだ状態と影響、まとめ

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1骨盤が緩むと足腰に力が入らなくなります

人間の正しい姿とは足腰は力が入り引き締まっていることです。

上半身は肩の力が抜けてリラックスしている事です。しかし骨盤が緩むことで足腰に力が入らなくなり人間の正しい姿が180度、上下逆転してしまいます。下イラスト左。

骨盤力と植物

産後のママさんで骨盤が緩んだことをとても気にされています。動画では足腰に全く力が入っていません。

足腰に力が入らなくなると疲れやすくなります。

膝を曲げた状態でなければ歩けないことや、骨盤が緩むと身体中の穴が開いてしまう事も関係しているようです。

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2骨盤が緩むと姿勢が崩れます

骨盤という姿勢の土台が不安定になるからです。

家と同じで基礎(土台)が不安定だと安心して暮らせません。それと同じ原理で骨盤が不安定なので怖い。怖いと人間は本能的に前傾姿勢になるものです。お化け屋敷を探検するときを想像してみましょう、前傾姿勢になっています。それと姿勢の崩れは同じメカニズムです。

猫背と正しい姿勢

脚が短く見える。

骨盤が締まっていると丹田(おへその下部分)から脚が始まっているように脚が長く見えます。しかし骨盤が緩んでいると足は短く見えます。さらに骨盤が緩んでいると膝を曲げた状態を維持しないと歩けません。だからさらに脚は短く見えます。

姿勢と骨盤の前傾後傾

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3ウエストや肩甲骨が横に広がります

写真を見れば一目瞭然です。

ウエストは食後に横に膨らむ必要があります。そのためにお腹は骨で守られていません(胸と腰は肋骨と骨盤という骨で守られている)骨盤が緩み姿勢の土台が崩れる事で、上半身には緊張が走り頭は前に突き出ます。突き出た頭を支えるために肩甲骨が外側に広がって踏ん張ります。肩甲骨に連なる形でウエストも外側に広がってしまいます。これではウエストのくびれは望めません。

肩甲骨と猫背の座り姿

こちらの女性は82歳。骨盤力を回復させ骨盤を引き締めました。みごとにシャンと立ててさらにウエストもくびれています。

骨盤力ビフォーアフター

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4肩甲骨や股関節など関節の動く範囲が3割減ります

骨盤が緩む=姿勢の土台が不安定。不安定なときは動きたくないものです。

人間は不安に襲われると固まって動けなくなってしまいます。前傾姿勢になって身構えます。すると股関節や肩甲骨といった人体最大の可動域を誇る関節の動ける範囲が30%も減ってしまいます。

試してみましょう。

イラストを参考に体を左右にツイストしてみます(肩甲骨&股関節を同時に動かす)正しい姿勢と猫背ではツイストの角度が3割ほど減った事が体験できます。

股関節〜体幹の連動

関節の動く範囲が小さくなることでカラダには以下のようなデメリットが生まれます。

  • 筋肉の動く範囲が少なくなるので、代謝量が減る。ダイエットに影響を与える。
  • 怪我が多くなる。本来はもっと動けるのに普段から動かしていない。ぶつかった時などで急に今まで動かさなかったかどう範囲まで急に動くことで怪我に繋がる。

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5脚など歪みやすくなります

骨盤は安定と自在に動けること。この相反することを求められているからです。

骨盤は姿勢の土台です。土台らしくビシッと安定して欲しいものです。しかし骨盤は歩くなど体の動きの中心でもあり自在に動ける事も大切です。安定と自在に動ける相反する事を両立しなければならない。想像しただけでも大変そうです。

そのための工夫は股関節にあり股関節が内旋するとわざと股関節は動きにくくなる構造になっています。骨盤が緩んでしまうとこの巧みな仕組みが機能しなくなり体全体が安定しなくなります。

この現象はスケート場で見る事ができます。

スケート初心者は転ぶのが怖いために前傾姿勢になり骨盤は緩みます。安定と自在に動ける相反する機能がますます機能しなくなりさらに転びやすくなります。

不安定なものを立たせるには足元を広げるのが一番です。カメラの三脚と同じです。スケート初心者の女の子も足を広げてしきりにバランスを取ろうとしています。このメカニズムとO脚は同じです。

スケートと猫背

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6瞬発力やバランス感覚が低下します

カラダの中心とも言える骨盤底筋が緩むからです。

骨盤が締まる。つまり骨盤底筋が引き締まると腹腔の底部(下丹田付近)にエネルギーが集中します。カラダの中心にエネルギーが集中するのでバランス感覚がアップしたり瞬発力が向上します。

これはサーフィンなどのバランス系のスポーツで見る事ができます。骨盤をしっかりと閉じて丹田付近にエネルギーを集中させないと失速したりバンランスを失って転びます。

松乃わなり ウインド

瞬発力の低下

イラストのV字バランス。骨盤が緩んでいる人は苦手、または全く出来ないものです。膝を曲げないようにしてやってみましょう。

インナーマッスルのトレーニングでV字バランス

バランス感覚が悪くなる

イラストは治療ラインという動きの一例です。片足で立って真似をしてみまよう。これも正しい姿勢と猫背ではバランス感覚や手足の伸びが全く違います。特に指先まで伸ばす事は困難です。

治療ライン(PNF)

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7メンタルが弱くなります

骨盤が緩むと落ち込みやすい姿勢をとる事ができます。

それは体育座りで体験する事ができます。骨盤が緩んでいると腹腔に緊張感が無くなり仙骨を立てて座る事が苦手となります。すると頭を膝につけやすくなります。

体育座りと骨盤力

落ち込んだときの姿勢がとてもやりやすいです。これも骨盤が緩んだことによる弊害です。

猫背で体育座り

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8骨盤が緩むとはどんな状態?どんな影響がでますか? まとめ

人間が壊れていく順番は肉体>心>内臓の順です。

骨盤が緩むことで姿勢の土台が安定しなくなり姿勢が崩れます。ウエストは常に横に広がり腹腔にストレスと与え続けます。関節の可動域が減り筋肉の動きは3割減ります。代謝の多くを筋肉が担当していますのでダイエットにも悪影響がでます。

骨盤の緩みは不安定さにつながり無理な体勢でバランスをとるために脚が歪み出します。O脚 X脚の始まりです。これらの事が連鎖的に続くと心にもダメージを受けるでしょう、頭を膝の上乗せた落ち込んだ姿勢をとりやすくなり、ますますメンタルは落ちていきます。腰は姿勢の要です。ビシッと骨盤力で安定させたいものです。

骨盤力の開発者、松乃わなり骨盤力「公式」ガイド監修
骨盤力スクール(東京,札幌,福岡)最高責任者 / 松乃わなり

歪み解決専門メソッド、骨盤力の実践勉強会(東京)

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