サハラマラソン2日目。支給されるコースマップはこんな感じで超アバウトなんだけれど、
レース1日目を終えてみると、このコースマップは実によく特徴を書き表せていると感じるのよね。
たとえばB1(ベースキャンプの事ね)をスタートしてしばらくは浮き砂の上を歩き続け、やがてガレ場を4つほど乗り越える。みたいな感じです。さらに進行方向の右手には砂丘が見える。みたいな。
2日目のスタート 足の豆が心配。
朝は忙しいです。食事を済ませ荷物を整理し着替える。もたもたしてたらベルベル人がやって来てテントを強制的に撤去していきます。テントがなくなると強い日差しの元で支度しなければならないのでこれが何気にきつい。
下の写真では支度中にベルベル人のテント撤去されたの図です。理想ではこの時はすでに支度は完了! 荷物にもたれかかって体力温存していたいですね。
それにしても初日でできた水ぶくれ(マメの子ども)ナイフで水ぶくれをカットしテーピングした方が良いとのアドバイスを受けて、ヒーヒー言いながら手当しました。こんなんで足は大丈夫かなと思いましたが嫌な予感は的中。痛くて痛くてたまらん。でもまあ足の痛み以外は気力体力も十分! 肩も腰も膝も痛くはないです。
スタートは大勢の選手が走ります。走らないと置いてきぼりになりそうなので、僕もつられて走ります。ですがここは一切走らずに歩き通す方が良いなと思います。じわじわ来るのよね、砂漠のダメージは。
黙々と歩きます。土が固く締まっていると歩き易いです。最高です。
熱い。気温46度
僕は帽子を工夫してガーゼを帽子の周りにクリップでつけられるようにしました。日差しの方向に合わせて日よけを作るのだ。これは作戦成功かも。サングラスは予備として2個用意。もしもサングラスが無かっらと思うとぞっとする。とにかく素肌はさらさない!デリケートなので。
スタートして1時間もすると選手間もばらけてきます。足はウルトラ痛い。まだスタートして数キロ。あと30km以上残っているんですけど・・・
2日目が一番きついらしい。
ベテランが言うには、2日目が一番きついらしい。3日目になると体が出来上がるというか慣れるらしい。ほんとかいな。
CP1を超えると集落が見えて来ました。電気も通ってます。人々が物珍しそうに僕らを見てて、いろいろと興味は尽きないです。
集落もやがて見えなくなり、また孤独な世界に入ります。ここは大昔は川だったのでしょうか。ちなみに走っている選手は上位の選手以外はほとんどいないようです。みな黙々と歩きます。マラソンというよりの登山に近いかもですね。
2日目 あまり記憶がありません。
写真を見てもコースマップを見てもその時の記憶が飛んでいる見たいです。ゴールした時の記憶もなし。夜何をしたかの記憶もなし。ついにボケたか。