体幹の側屈、首の側屈

骨格

屈曲、伸展、外転などの解剖学用語をイラストと動画で理解しよう

解剖学などの本に必ず出てくるのが「屈曲」「伸展」といった専門用語。

「肘の屈曲」などと表現されますね、この程度なら「あ~肘が曲がる事を言うんだな」と理解できるが「背屈」「外反」「回内」と出てくるとややこしい、更には上腕を「伸展して内転させ、内旋させる」などとなると???となってしまう。

「目次」

  1. 体幹と首の動き
  2. 肩の動き
  3. 肩甲骨の動き
  4. 肘と手首の動き
  5. 骨盤の動き
  6. 股関節の動き
  7. 膝の動き
  8. 足首の動き

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1体幹と首の動き

1-1 動画49秒。

1-2 体幹の側屈。

  • 体幹を横に倒す動きです。
  • 股関節の動きは最小限で脊柱の動きに沿ってお腹〜胸が動いていることがポイントです。腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、脊柱起立筋、腰方形筋などが動いています。
  • 50度程度の可動域がありますが個人差も大きいです。

1-3 首の側屈。

  • 頭を横に倒す動きです。
  • 板状筋、胸鎖乳突筋、斜角筋群、頭板状筋、頸板状筋、脊柱起立筋などが動いています。
  • 50度程度の可動域があります。

体幹の側屈、首の側屈

1-4 体幹の後屈(背屈)

  • 体幹〜首を使って後ろに反らす動きです。空を見上げるような。
  • 股関節の動きはわずかでお腹〜胸〜首が主に動きます。

1-5 首の後屈(背屈)

首だけを動かして上を見る動きです。ストレートネックを改善するために大切な動きです。

体幹の後屈、首の後屈

1-6 体幹の前屈。

前屈の方法は2種類あります。

  • 股関節の動きを最小限にして脊柱の動きだけで前屈する方法(イラストと動画はこちらです)
  • 骨盤の前傾を積極的に行ってから体幹を前傾させる方法です。

1-7 首の前屈。

首だけの動きで下を見る動きです。

体幹の前屈、首の前屈

1-8 体幹の回旋。

股関節の水平回旋(両足をクロスさせるような動きで骨盤を水平方向に動かす)が全体の5割を占める動きです。3割が肩甲骨。残り2割が頚椎と腰椎で担当します。

1-9 首の回旋。

首だけで横を見る動きです。胸鎖乳突筋、斜角筋群、頭板状筋、頸板状筋などが動いています。

体幹の回旋、首の回旋

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2肩関節の動き

肩関節と肩甲骨の動きは違うので2つに分けてご紹介します。

2-1 肩関節の外転、内転。

上腕が体幹より外側上方に向かって離れていく動き。上腕が体幹の方に向かって近づく動き。

2-2 肩関節の屈曲、伸展。

上腕が前方へ向かう動き。上腕が後方へ向かう動き。

2-3 肩関節の外旋、内旋。

上腕がその長軸を中心に外側へ回る動き。上腕がその長軸を中心に内側へ回る動き。

2-4 肩関節の水平屈曲、水平伸展。

上腕が水平な位置で胸の方に向かう動き。上腕が水平な位置で胸から離れていく動き。

肩関節8方向の動き

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3肩甲骨の動き

肩関節の動きは肩甲骨の補助を受けながら動くために一緒に考えると混乱します。そのために肩関節の動きと肩甲骨の動きを分けて考えた方がシンプルです。

3-1 肩甲骨の挙上。

  • 肩甲骨を引き上げるような動きです、寒いときに肩をすくめる動きなど
  • 片手にカバンを持つと自然と持った側の肩は挙上する、もう少し重いカバン(旅行カバンなど)を持つと体幹も同時に側屈してくる。
    カバンの位置を骨盤の中心に近づける事でレジスタンスアームを短くさせカバンの持つ負担を減らしているからです。

肩甲骨の挙上

3-2 肩甲骨の引き下げ

  • 肩を下方向に引き下げる動き、肩甲骨は下に動きます。
  • 脊柱を動かさずに肩甲骨だけを動かす事です、脊柱を動かすと側屈の動きが入ってしまいます。肩甲骨だけを引き下げ運動させるには肩甲骨帯周りの柔軟性が必要となります。

肩甲骨の引き下げ

 3-3 肩甲骨の上方回旋

肩甲骨の下角が外側と上方へ向かって同時に動き、肩甲窩も上方へ動きます。

肩甲骨の上方回旋

3-4 肩甲骨の下方回旋

下方回旋は肩甲骨の下角が内側と下方へ向かって同時に動きます

肩甲骨の下方回旋

3-5 肩甲骨の外転

肩甲骨が脊柱から外側へ向かって離れる動き。

肩甲骨の外転

3-6 肩甲骨の内転

肩甲骨が脊柱から方へ向かっていく動き。

肩甲骨の内転

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4肘と手首の動き

4-1 手関節の橈屈=(とうくつ)12〜25度。

  • 手関節の外転とも言います。
  • 手関節(手首)を親指側に曲げる動作です。長母指屈筋、長母指伸筋長橈側手根伸筋、橈側手根屈筋、長母指外転筋などが動きます。

4-2 手関節の尺屈(しゃっくつ)25〜40度。

  • 手関節の内転とも言います。
  • 手首を小指側に曲げる動き。小指伸筋、尺側手根屈筋、尺骨手根伸筋などが動きます。

4-3 手関節の屈曲(しょうくつ)70〜90度。

  • 手関節の掌屈とも言います。
  • こっちへおいでみたいな動きです。

4-4 手関節の伸展65〜85度。

  • 手関節の背屈とも言います。
  • 手の平を反らせる動き。止まれっ!という動き。

4-5 肘関節の回内。70〜90度。

  • 手に持ったコップの水を捨てるような動きが回内です。ヒジ関節(橈骨・尺骨関節)が働きます。
  • 肩関節から動かすと肩関節の内旋となります。

4-6 肘関節の回外。80〜90度。

  • 回内の反対の動きが回外です。

手首の6方向の動きと角度

4-7 手関節と指関節の屈曲。

  • 手関節は屈曲70~90度、四指MP関節 は屈曲 85~100度曲がります。
  • こっちへおいで~っと人を呼ぶときの動きです。

手首と手指の関節

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5骨盤の動き

骨盤との股関節の動きは違うので2つに分けてご紹介します。

5-1 骨盤の動き。

骨盤の動きは股関節や大腿部、腹腔の複合の動きになります。

5-2 骨盤の前傾。後傾。

  • 腸骨稜が矢上面上で前方に傾く動きが骨盤の後傾です。反り腰や出っ尻の姿勢です。
  • 反対に腸骨稜が矢上面上で後方に傾く動きが骨盤の前傾です。猫背や腹突き出しの姿勢です。

5-3 骨盤の側方傾斜。

前頭面上で片方の骨盤が上に、反対側の骨盤が下方に傾く動きです。

5-4 骨盤の水平回旋。

水平面上で片方の骨盤が前方に、反対側の骨盤が後方に傾く動きです。

骨盤4方向の動き

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6 股関節の動き

骨盤との股関節の動きは違うので2つに分けてご紹介します。

6-1 股関節の外転。内転。

  • 大腿骨が正中線から外側へ離れる動きが股関節の外転です。
  • 反対に大腿骨が外転位から正中線へ向かう動きが股関節の内転です。

6-2 股関節の屈曲。伸展。

  • 大腿骨が骨盤に向かって前方に向かう動きが股関節の屈曲です。
  • 反対に大腿骨が後方に骨盤から離れていく動きを股関節が伸展です。

6-3 股関節の外旋。内旋。

足の親指が外側に向かう動きが股関節の外旋ですが膝関節の動きを排除して純粋に股関節の動きだけを指します。逆の動きが内旋です。45度の動きがあります。

股関節6方向の動き

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7膝の動き

7-1 膝関節の屈曲。伸展。

踵がお尻に近づく動きが膝関節の屈曲です。逆の方向が膝関節の伸展です。

7-2 膝関節の外旋。内旋。

下腿がその長軸を中心に外側側へ回る動きが膝関節の外旋。反対に内側に回る動きが膝関節の内旋です。

膝関節(車軸蝶番関節)

7-3 膝蓋骨の動き。転がり運動からすべり運動へ。

伸ばした膝を曲げ始めると最初は転がり運動で曲がります。この動きは膝蓋骨に現れます。

膝を曲げるにしたがって膝蓋骨が膝下に向かって移動していきます。

(膝を20度屈曲で膝蓋骨の下端が大腿骨面に接触 > 60度で中央付近が接触 > 90度で膝蓋骨の中央から上面が接触 > 最大屈曲時の135度まで曲げると膝蓋骨の内面、外面が接触。)

膝蓋骨は膝蓋上嚢と膝蓋下脂肪帯に挟まれた形です。そのために姿勢が悪く膝が常に曲がった状態では膝蓋骨は癒着しやすいようです。

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8足首の動き

8-1 足関節の背屈 45度。

足を反らせる動き。上向きで寝て脚を持ち上げるときは足の背屈が基本の動きとなります。

8-2 足関節の底屈 20度。

上向きで寝て脚を床に下ろすときは足の底屈が基本の動きとなります。

8-3 ショパール関節と距骨下関節の外反。

(足の小指側を持ち上げる動き)腓骨と脛骨と共同でわずかに動きます。

8-4 ショパール関節と距骨下関節の内反。

  • (足の親指側を持ち上げる動き)腓骨と脛骨と共同でわずかに動きます。
  • 足趾(そくし)の屈曲、伸展

足関節

8-5 足首は底背屈はよく動き、左右横方向は動く範囲が狭いです。

腓骨と脛骨が距骨をがっちりと抑えこんでいます。これによって足首の底背屈の動きは出来ても横方向には動きにくくしています。横方向の良く動いてしまうと捻挫の危険性が高まるからでしょうか?

距骨の前方が広がっているために足の背屈では足は左右に動かしにくくなります。逆に距骨が前方では広がっているために足の底屈では左右に動きやすくなっています。でこぼこの道を歩く時に接地面責を増やす工夫でしょうか?

足の骨と関節

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